スイスの超省エネ建築は「ミネルギー」と呼ばれている。
ミネルギーとはミニマムエネルギーのことで、
高い断熱と高効率な空調・換気設備を有した
省エネ住宅として世界中から注目を集めています。
スイスでは床面積1u当たり、
たったの10Wで家全体を暖房しているといわれています。
100uの家なら1000W。
だいたい6〜8畳用のオイルヒーターが、
1台あれば済んでしまうそうです。
なんと公衆トイレにまで暖房を入れるほど快適に執着するスイス人。
そのスイス人の家は、当然のように全体がポカポカに暖かい。
いわゆる全室暖房完備なのです。
だから湯水のようにエネルギーを消費してきました。
国の最終エネルギー消費で暖房が占める割合は、
実に35%もあり、
スイスでは家庭やオフィスなどの暖房エネルギーを削減すれば、
国のエネルギー消費量を大幅に減らせるのです。
一方、日本の住宅はどうかというと。
温室効果ガスの排出量で見ると、
住生活部門が占める割合は14%程度。
暖冷房はその内の1/4くらいだから全体の4%しかない。
つまり、家庭の暖冷房に使うエネルギーをがんばって削減しても、
国全体の削減量は微々たるものでしかないのです。
日本人は省エネ優等生といえるでしょう。
しかし、快適に執着するスイスと我慢を美徳とする日本。
スイスが膨大な暖房エネルギーを、
高断熱化によって減らそうと意欲を燃やしているのに対して、
日本は我慢しながらの“小エネルギー”で断熱化に消極的です。
ミネルギー。
見習っていけば、
日本も小エネルギーで快適さを十分に得ることができるでしょう!
STAFF:松川
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